御幸町将棋クラブ閉席

西日本将棋道場連合会に以前加盟していた
京都市中京区の御幸町将棋クラブが2月末で閉席、との
情報が京都市内の同業者からありました。

京都ではこの一、二年、鴨川将棋センターをはじめ
北大路囲碁将棋センターに続き
御幸町将棋クラブの閉席となりました。

将棋道場の灯が次々と消えていくのは、
京都だけの現象ではなく
全国的な傾向です。

将棋道場の利用者と、道場数のバランスが
均衡をたもつことによる需要と供給のバランス現象だと
片付けるのはあまりにも危険です。

そこには「対面将棋」という将棋本来の形
すなわち、日本の伝統文化としての将棋が
急速にその姿を消してゆきつつある現状があるのです。

競技としての将棋が「対面将棋」ではなく
「パソコンの画面上」でのみ生き残るのなら
将棋から「日本の伝統文化」という
言葉は無縁の物となるだろう。

西日本将棋道場連合会は将棋文化の発信基地です。
「対面将棋」の牙城を守り抜くために
これからも連合会が一丸となり
活動を続けてまいります。

                                     平成19年3月11日
                                         弓刀吹将子