
(十三棋道舘道場での指し初め対局風景) 平成19年1月3日(水)
新年明けまして
おめでとうございます
今年は十三棋道舘道場にとって
開席三十周年にあたる大きな節目となります
一口に30年と言いますが
この業界では、10年続けるのが至難のことで
20年続けば老舗の感覚です。
平成も十年代以降は将棋人口の減少傾向に歯止めが掛かりません。
年々競技人口の高齢化と少子化が進み
日銀の感覚とはかけ離れた慢性的な構造不況が関西を包み込んでいます。
本来が将棋対局の代用品であるネット将棋の驚異的な蔓延により
日本古来の伝統文化としての対面将棋は
片隅に追いやられようとしています。
このまま行けば対面将棋が完全に消滅するのも遠い先の話ではありません。
まさに今、平成19年は将棋界にとって
対面将棋の存在意義を考えるべき区切りの時でもあります。
(自宅近所にある門松)
頭の痛い話はそこそこにして
美味しいイカ焼きで腹ごしらえ
毎年最初の営業日には、道場裏にある神津神社の初詣客を見込んで
境内や商店街では各種の屋台が賑わいます。
(弓刀吹将子と三十年来の顔なじみで今年も頑張っているイカ焼き屋の大将)
これを食べねば一年が始りません。な〜かなかに美味なのだ!
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