小阪将棋囲碁クラブの閉席

弓刀吹将子が三十七、八年前から懇意にしていた
将棋の朋友が経営していた道場が、
先日22年間の歴史に幕を閉じた。

長期にわたり日本全体を覆いつくしている構造不況と、
急速なパソコン普及によるネット将棋の充満で、
将棋本来の姿である対面将棋が衰退し、
各地の将棋道場は危機的な状態になっています。

このような将棋道場を取り巻く現状に対して、
江戸期以来連綿と続いてきた将棋会所の文化を
復権、存続させるべく各道場の席主は、
独自に営業努力を積み重ねてまいりました。

しかし、長期にわたって大きく傾きかけた流れは
各道場の席主や、日本将棋連盟の力だけでは
食い止めることはできません。

将棋道場を存続させる力があるのは、
将棋を愛好する皆様方一人一人の力以外にありません

将棋文化の発信基地である将棋道場の存続を
皆様方が希望されるのであれば、
地元の将棋道場を
月に一度でも
ご利用していただくよう
お願い申し上げます。

平成18年1月19日