武者野勝巳六段の「棋泉」が
米長永世棋聖らを提訴


(2005年5月20日毎日新聞朝刊より抜粋)
米長・永世棋聖らを提訴
「将棋ソフト類似品作った」賠償求め制作会社

開発したパソコン用将棋ソフトの類似品を制作・販売され著作権を侵害
されたとして、プロ棋士の武者野勝巳六段が社長を務めるソフト制作会社
「棋泉」(東京都新宿区)が19日、米長邦雄・永世棋聖と別のソフト制作会社
などを相手取り、4100万円余の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
以下略

この記事を新聞で見た時、今月末に予定されている
日本将棋連盟の理事選挙のことが脳裏をかすめました。

現在、米長邦雄氏は将棋連盟の専務理事で、
もちろん今回も理事選に立候補しているとのことです。

素晴らしくタイミングの良いこの提訴は、
理事選がらみの政治的な動きと、世間は捉えることでしょう。
吉と出るか、凶と出るか?

私のようなアマチュア棋客を相手の将棋道場経営者には、
広く世間一般の将棋愛好者の声を重視し、
将棋界全般を視野に入れて将棋の普及振興に
力を注いでくれる常識人が
理事に就任されることを望みます。

閉鎖的で、前時代的な日本将棋連盟の体質を、
全ての将棋愛好者の代表が主体となるような
民主的団体に変革していかねばなりません。

  平成17年5月20日