十三棋道舘道場
棋道将棋の部諸規定


〔十三棋道舘道場壁書き〕

棋道法度

一条 対局時計の操作は、指した手で行い丁寧に使用する。
    また、対局終了時には、時計を停止する。

二条 対局者の座席位置は、上座下座に係わらず後手番者の
    権利とする。着座は盤中心に正対し左右に気を使う。

三条 対局中、自分の手番で一旦持った駒は必ず動かすことと
    し、空打ちは厳禁、手離れよく行う。

四条 駒台の駒は常に相手に見え易く並べる。

五条 対局中は相手方との私語を慎み、観戦者は場合の如何  
    んに係わらず私語助言無用とする。

六条 上記中といえども観戦者は、対局者に反則行為ありと
    認めた時は、対局の中止及び反則負け終局の宣言を
    行う義務を負う。

七条 対局者は相手方に対してお互いマナーの向上を計り、
    アマチュア棋界のレベルアップに努める。

上記法度に背き目に余りし者は
棋道不覚悟につき
反則負けとする。
昭和63年6月1日 


棋道覚悟

観戦者は即ち審判である。

上記の事を弁えて対局者には十分に気を使い、
緊急時以外は挨拶といえども話しかけることを慎む。

対局者は周りの感想戦に口出しは厳禁。

請われても意見は控え、自らの対局に専念する。
又、対局終了時には対局時計を止め、
勝者は対局カードを速やかに提出し、敗者は駒を直す。

上記事項厳守のこと。
平成三年六月末日


〔昇級昇段戦対局カードの成績による昇級昇段規定〕

各級位段位、へ昇級、昇段
昇級成績
 36級から3級位まで
10勝5敗
 2級位・1級位へ
11勝4敗
 初段位から弐段半へ
12勝3敗
 参段位・参段半へ
13勝2敗
 四段位・四段半へ
12連勝
 五段位・五段半へ
15連勝
※1級位の方の初段位昇段に関して、11勝4敗の成績(次点)が
二回連続で有る場合は、初段位昇段とする。
※成績が特別優秀な方には、飛び昇級の特例があります。


〔有段者平手リーグ戦の規定〕

段位
昇段勝ち数(15戦中)
残留
弐段位
−−−−−
6勝
弐段半
10勝5敗
6勝
三段位
12勝3敗
8勝
参段半
12勝3敗
8勝
四段位
10連勝
11勝
四段半
13連勝
11勝
五段位
15連勝
13勝
五段半
15連勝
13勝
(平成9年6月1日改定)


〔昇級昇段戦対局カードの成績による降級降段規定〕

対局カードの成績が15戦中6勝(成績4割)できない時は一階級の降級、降段となる。

特例として、60歳以上の方と女性の方にははマル優制度があり
昇級昇段、降級降段の成績が一勝緩和されます。

また、36級から10級までの初心者、初級者の方は、
昇級のみで降級はありません。


〔十三棋道舘道場入玉規定〕

(A)片入玉
 入玉側が相手の状態の如何に拘らず、勝つ権利(敵陣三
段に入った駒、四段目以下の成り駒と持ち駒の総計が元の
点数以上の場合)を得た場合は、持ち時間の有無に拘らず
勝ちとする。
(B)相入玉
 相入玉の場合は、どちらか一方が時間切れとなった時、ま
た完全入玉となった時、判定により勝負を決める。

 持ち時間のある方は、盤上の自駒と持ち駒の総計を持ち
点とする。

 時間切れ側は、敵陣三段目に入った駒、四段目以下の成
り駒と持ち駒の総計を持ち点とする。ただし、時間切れ側の
駒の内、次の一手で相手方に無条件で取られる駒がある時
は、その一枚に限り相手方の駒とみなす。

 上記の判定法により、持ち点の多い方を勝ちとする。ま
た、持ち点同点の場合は、持ち時間の残余ある方を勝ちと
する。