弓具関係コレクション(2)

北川茂が個人所有している弓具のコレクションを展示いたします


「えびら」
難波元雄著 ナニワ箙研究保存協会
昭和50年11月10日発行


「塗箙」江戸期 45.5cm
津軽家伝来の大名道具


「空穂」 桃山期 106cm
孔雀の羽根と金唐皮で出来た豪華な空穂


「丸に剣カタバミ紋塗箙」 43.5cm
浦上同門会鹿児島支部の矢野恒雄先生にお願いして
作っていただいた薩摩日置流で使用している箙です。

      

    「丸に三つ鱗紋の尻籠」65.5cm「変わり笹散らし紋の尻籠」 50cm

尻籠には鯨尻籠や竹尻籠などがあり、竿を竹・木・鯨等で作り
下に根受皮をつけ竿の上部に矢がらみを付ける。
矢入れ具の中では最も簡単なものである。

矢を盛った尻籠は張り弓の弧の中にはめ込んで持ち運び
弓を使用する時は尻籠を外し
竿の下部にある帯指しを帯に挟み
箙のように使う。

尻籠に盛る矢数は十本内外と少なく
あくまでも携帯に便利なように作られています。